サロンへ行け!マジで。

こちらは遊んだゲームや読んだ本・漫画などの感想や妄想を書き散らす、趣味のブログです。今の主なジャンルはドラクエです。

抱き枕ナンバーワン

※おしゃべり機能の追加されたPS2版ピピンには、修道院にてとある迷(?)台詞がございます。見た瞬間、思わず笑ってしまいました。
あの台詞、一体誰が考えたんでしょうね。やっぱり堀井さん?
この作品も古いので、デボラさんはおりません。


ピピン「5主さま!お探ししましたよ。ボクも一緒に連れていって下さい」
5主「何だ、またおまえか。勝手に城から出てくるなと言ってるだろ」
8主「たまにはいいじゃないですか。連れていってあげたらどうです」
5主「おまえか!?おまえだろ!コイツ連れてきたのは!
コイツが妻達と一緒にいると僕の命がいくらあっても足りないんだよ」
8主「問題ないでしょ。5勇くんにザオリクしてもらえば。ケチですね」
5主「いのちだいじに!!とにかく絶対禁止!ピピンは馬車への乗り入れ禁止!!」
ピピン「そんなひどいっ!それじゃボクのお嫁さん探しの旅はどうなるんですか?!」
5主「知らないよ。グランバニア国内で探せばいいだろう。いくらでも」
ピピン「無茶を言わないで下さい。マリアさんやポワンさま、アイシスさま、
世界の美女を目の当たりにしたボクにはもう国内の美女なんかでは満足できません!」
5主「おまえ…。少しは身のほどを知ったほうがいいんじゃないか?
第一、前はあんなに同行を嫌がっていたじゃないか」
ピピン「いいえ。抱き枕でもいいんです。一緒に連れていってもらえるなら。
5主さまに与えられたあの悦びをもう一度味わうことができるなら、
ボクはどんなことにでも耐えてみせます!」
5主「だから、そういう言い方が誤解の元なんだよ…。
いろいろ省略しすぎだろう。文脈的にも飛躍し過ぎてるし…」
8主「『5主さまに与えられたあの悦び』とは具体的に何なのか説明してみてくれませんか?」
ピピン「それはもう世界の美人に出会える、ひいては可愛いお嫁さんをゲットできる悦びですが」
5主「だったら最初からそう言ってくれないか…」
ピピン「そう言いませんでしたか?」
8主「素晴らしいですね」
5主「いったいどうやったらそんなに相手に誤解されるようにしゃべれるんだ…」
ピピン「ボクはただ思いついたことを順番に口に出してるだけです。とにかく、」
ピピン「5主さまの抱き枕ナンバーワンの座は誰にも絶対に渡しませんよ。
キラーパンサーにも奥様方にも負けません!抱き心地では負けるかもしれませんが、
正確でリズミカルな心音には絶対の自身があるんです!」
5主「だけど、あの頃は僕がちょっと力入れるとその度に背骨折ってたじゃないか」
ピピン「ボクはもうあの時のボクとは違いますよ。
抱き枕として耐えられるように身体だって鍛えてます。
今度は死んだりしませんから、いつでもこの胸に飛び込んできて下さい。さあ!」
5主「だから、その言いようが…って、ちょっと待て!」
ピピン「はい、何か?」
5主「おまえまたそんなことビアンカとフローラの前で言ったんじゃないだろうな!?」
ピピン「はい、言いました。いけませんでしたか?」
8主「5主さん、顔色が真っ青ですよ」
5主「ちょっと来い!この歩く修羅場製造機!!」
ピピン「いたたたっ。ちょっと5主さま…痛いっ。耳を引っ張らないで下さいっ」
妻達「あなたッ!!」
5主「ビ、ビアンカ!フローラ…!」
ビアンカ「やっぱり、ピピンといたのね」
5主「ちょっと待ってくれ!誤解だ!」
8主「絶妙のタイミングです。現場を押さえられましたね5主さん」
妻達「まあ!やっぱり!!」
5主「違うッ!8主きさま、余計なことを…!」
ピピン「ふっふっふっ。ちょうどいい機会じゃないですか。
決着を付けましょう。誰が5主さまとベッドを共にするのに一番ふさわしいのか。
ボクは絶対負けない自信がありますよっ!」
5主「ば、馬鹿!ピピン!!」
フローラ「やっぱり、そういうことでしたのね…」
5主「いや、ちがt」
妻達「問答無用!メラゾーマ!!イオナズン!!」
5主「ぬわぁーーーっ!!」


ピピン「はいはい。5主王に添寝をしてもらいたい人はここに並んで住所と名前を書いて下さ~い。
ただし、今回12才以上60才未満の女性は対象外です。間違えないでくださ~い!」
老人「ついに5主王に添寝をしてもらえるのか。ありがたや。ありがたや。
これで冥土の土産ができたのう。死んだ婆さんが羨ましがるじゃろうて」
国民「(ワイワイ、ガヤガヤ……)」
8主「いいんですか。勝手にこんなことして」
ピピン「どうせ当分は寝室に入れてもらえませんから。その間の仮の宿の手配です。
ビアンカ様とフローラ様連名の許可証も頂いてますよ」
8主「君は応募しないんだ」
ピピン「だって、旅に連れていってもらえないんじゃ意味ないし」
8主「案外シビアなんだね」
ピピン「ええっ?!僕はいつだってシビアにお嫁さん探しの旅を追及してますよ!
他には何もありませんよ!!」
8主「(……5主さん、ごめん。
今すっごく反省してます。僕を許して。・゚・(ノД`)・゚・。)」

 

5勇と5娘のかき氷

※本編では何かと影の薄い5の勇者くんが、ライバルズでヒーローカードとして扱われていてうれしいです。女の子の方も、お兄ちゃんと対等に扱われている。ゲームの中で気にしていたし、良かった良かった。ちゃんと君もヒーローなんだよ!
 
1/
5勇「ねえねえ、5娘。
僕ずっと前に女賢者さんが見せてくれた魔法でかき氷つくるヤツやってみたいんだ」
5娘「ヒャドをバギで細かくするやつ?」
5勇「うん。ヒャドは5娘が使えるよね」
5娘「でも、氷の大きさとか、コントロール難しそう……」
5勇「練習すれば大丈夫だよ」
5娘「でも、わたしバギは使えないよ。お父さんなら使えるけど……」
5勇「お父さんは忙しいから、仲間モンスターの誰かに頼んでみようよ」

双子「モンスターじいさん、こんにちは」
モンスター爺「ほほう。二人だけで来るとは珍しいのう。今日は何の用じゃな?」
5勇「ええと、バギ系が使える仲間モンスターが欲しいんだけど……」
モンスター爺「ふむ。バギ系か。それなら、おどるほうせきパペットマンシュプリンガーといったところかのう。
他にプチヒーローなども使えるが、残念ながら仲間にはしておらんな」
5勇「それじゃ、その3匹全部お願いします」
モンスター爺「よいが、馬車はいっぱいじゃから城の外に出してはいかんぞ」
双子「は~い」


2/
5勇「この空中庭園なら広いし、いいよね。おばさんに頼んで器とスプーンも人数分借りてきたよ」
5娘「ええと。まず、ヒャド!」(ピキン)
5娘「氷の大きさこんなんでいいかな?」
5勇「いっぺんにたくさんの分は無理だから、まず一人分ずついこうよ」
5娘「うん。それじゃ、パペックさん。わたしがヒャドを唱えたらバギをお願いね」
パペック「カクカク。(←首を振っている)」
5娘「いくよ。ヒャド!」(ピキン)
5勇「今だ!パペック、バギ!」

 パペックは不思議なおどりを踊った!
 5勇のMPが6減った!
 5娘のMPが8減った!

5勇「ストーップ!!パペック!なんで不思議なおどりなの?!」
5娘「命令聞かないのは…かしこさが足りないのかな……?」
リンガー「(嬢ちゃん、嬢ちゃん)」
5娘「え、なに?リンガーさん」
5勇「リンガー何だって?」
5娘「うん。バギ系使うにはレベルが足りてないんじゃないかって…」
5勇「えっ?!そうなの?パペック今レベルいくつ?」
パペック「カクカクカクカク……。(←首を12回振っている)」
5勇「今レベル12なんだ。いくつになったら使えるのかな、リンガー?」
リンガー「(レベル25にならないと覚えませんよ。
因みに覚えるのはバギではなくてバギマバギクロスです)」
5娘「よくはわからないけど、相当成長しないとダメみたい……」
リンガー「(結構詳しくしゃべってるのに…。伝わりませんか。そうですか……。orz)」
5娘「?なんかリンガーさん落ち込んでる…??」


3/
5勇「それじゃ、リンガーにやってもらおうよ。リンガーはバギ使えるんだよね?」
リンガー「(はい。バギではなくてバギマですが)」
5娘「大丈夫みたい。それじゃ、いくよ?ヒャド!」(ピキン)
リンガー「(バギマ)」(ビュゴォーッ!)
5勇「あれえ!?強すぎだよ。粉々になっちゃった。今のバギマだよね」
リンガー「(坊ちゃん。バギは使えないんです)」
5娘「リンガーさんバギマしか使えないのかも」
5勇「やっぱりダメかあ……」
ピピン「ううっ。寒い。今急にこっちの方からみぞれ交じりの冷たい風が……。あれ?
5勇様、5娘様、何してらっしゃるんですか?」
5勇「あ、ピピン。かき氷一緒に食べようよ!」
ピピン「かき氷?ちょっと季節外れじゃありませんか?それにかき氷なんてどこにも…。
池の水は半分凍ってるみたいですけど、まさかこれを削って食べる訳じゃないですよね?」
5勇「これから作るんだよ。まあ、見てて!」


4/
5勇「最後に残ったのはジュエルだよね」
ジュエル「……。(ジャラジャラ)(←踊っている)」
5娘「ジュエル今までの見てたよね?わたしがヒャドしたらバギするのよ?」
リンガー「(あ、嬢ちゃん!ジュエルはかしこさが…)」
5娘「いくよ。ヒャド!」(ピキン)
ジュエル「(ザキ)」
ピピン「グギャス!!」
5勇「ああ?!ピピン!!」
5娘「え~?何で?!かしこさが足らなかったってこと?!」
ジュエル「(ザキ)(しかし、MPが足らない!)(ザキ)(しかし、MPが足らない!)」
ドリス「きゃ~!?何こいつ!!?」
5娘「あ、ドリスお姉ちゃんが…!お兄ちゃん!早くジュエルを捕まえないと!」
5勇「で、でもピピンも生き返らせなきゃ!!」
兵士A「わあ?!何だこのモンスター?!痛っ!噛みついたっ!!」
5娘「お兄ちゃん!早く!!城下に降りてっちゃうよ!
マヒャドで取りあえず階段の入り口塞ぐから早くしてっ!!」
5勇「だ、だけど、ピピンが…」
兵士B「ふぎゃっ?!!」
兵士C「うわわッ?!何でこんなところにモンスターがっ?!!」
5娘「ま、マヒャド!!」(ビュゴォーッ!ピキピキ…カチーン!!)
5娘「お兄ちゃんてばっ!!早く!!」
5勇「う…、」
5娘「早くぅっーーーーッ!!」
5勇「う、うわ~ん!!も、もう…!!ライデイン!!!!」
 (ガラガラビシャーン!!)
 (ジュワワワッ~!モクモク……シュウシュウ……)
5娘「きゃーっ?!」
ドリス「熱いッ!何よ、この水蒸気?!!」
パピン「あぢぢぢぢッ?!何だこれは、火事っ?!!」
5勇「フバーハ!!ジュエルどこ?!何も見えないよう!」
??「バギクロス!」
 (ビュゴオーォォォオオオッ!)
5主「何事だ!?一体どうしたんだ、この騒ぎは?!」
双子「お父さん!!」


5/
 (ガヤガヤ……)
ピピン「はいはい~。さっきの騒ぎで火傷やケガをした人はこちらに並んで下さいね~」
5娘「軽傷の方はこちらへ来て下さい。賢者の石で癒しますので8人ずつ並んでください」
5勇「比較的重度の方はこちらです!」

ドリス「子供たちに治療させるなんてちょっと驚いたわ。思いきったことするわね」
5主「当然だよ。自分達がしでかした不始末だからね。君にも火傷なんかさせて申し訳なかった」
ドリス「大丈夫。5勇にベホイミしてもらったらすっかり治ったわ」
5主「まあ、棺桶に入ったのがピピンひとりで幸いだったよ。重傷者も出なかったしね。
しかし、二者択一でパニックになるとは……。やはり勇者とは言ってもまだまだ子供だな」
ドリス「それは仕方がないわよ。5勇は歳の割には良くやってる方だと思うけど」
5主「…そうだね。君にも僕らが行方不明の間いろいろと世話をかけたね。
今更だけど、ありがとう、ドリス」
ドリス「何よ、改まって。ねえ、もう5勇眠いんじゃない。目付きが怪しいわよ」
5主「本当だ。そろそろ限界かな」


6/
5主「二人とも、ちょっとこちらへ来なさい」
5娘「あ、お父さん」
5主「自分達のしでかしたことの結果がわかったかな」
双子「はい…。ごめんなさい…」
5主「君たちに賢者のまね事はまだ早い。
今度から城内で攻撃魔法を使うような危険な遊びはしないこと。いいね?」
双子「はい!」
5主「それじゃ、あとは父さんが代わろう。
5勇はもうMPほとんどないだろう。部屋に行って休みなさい。
お母さん達が夕飯を用意して待ってるよ。二人とも遅くまで御苦労だったね」
5勇「うん…。ありがとう。お父さん。お休みなさい」
5娘「お休みなさい」
5主「お休み。さて、みんな。子供たちが迷惑掛けてすまなかったね。
むさくるしくて申し訳ないが、あとは僕等が責任持って最後の一人まで治療させてもらうよ。ピエール、ホイミンも、頼んだよ」
ピエール「(お任せ下さい。ご主人様)」
ホイミン「……。(←ただただ微笑んでいる)」
パピン「国王陛下直々に癒してもらえるなんてありがたきしあわせです」
兵士A「俺、一度でいいからホイミスライムに触ってみたかったんだ~」
ピピン「たまにはこういう経験も悪くありませんよね」


おまけ
5勇「お父さんってやっぱり凄いなあ」
5娘「うん。すごいね」
5勇「僕今日さ、ピピンを生き返らせたらいいのかジュエルを捕まえたらいいのか、わからなくなっちゃったんだ」
5娘「うん、わかる。ごめんね。わたしが急がせたから……」
5勇「違うよ。5娘のせいじゃないよ。だって、お父さんは戦闘中そんなのいつもやってるんだ。
もっと酷い状態の時でもちゃんと僕たちに指示をくれるでしょ。だからすごいなって」
5娘「うん」
5勇「僕もお父さんみたいになれるかな……」
5娘「なれるよ。お兄ちゃんはお父さんの子供だもん」
5勇「うん。そうだね。いつかお父さんみたいになれるように僕頑張るよ」


リンガー「(出来れば嬢ちゃんにも、もう少し魔物使いとして成長して欲しいんですが……)」
5主「君にも迷惑掛けたね、リンガー」

 

ドラクエ5の映画

予告編のムービーと声優陣が発表されました。
ネットを巡っているとキャストに関する批判が盛んなようですが、自分にとってはそれ以前というか別の意味でショックでした。

うーん。ゲームそのままのの主人公(例えばMBVのような)が動く、しゃべる、と思ってたんだけどなあ。
仮に鳥山絵が3Dになじまないとして、キャラデザインがディズニー映画にそっくりなのは何なんだろう。漫画らしい特徴をそいでいくと結局ああなるのか…。
正直、あの個性のない、というか、リアルなくせに目だけがやけに大きいディズニー的キャラデザはあまり好きじゃないんです。
人物をこんなにリアル方向に寄せるなら、アニメじゃなくて実写とSFXでよかったのでは?
ちょっとだけ期待してた分、衝撃が半端じゃなかったです。
びっくりした。

よおしっ!
これでもう映画の件は、すっぱり諦めるぞ~!
まだまだ楽しめることいっぱいあるものね。

 

チーム対抗ザラキ合戦 番外編

幕間その1 姉妹

ミネア「不吉です…!!」
マーニャ「な、何よ、後ろからいきなり!!びっくりするわね!!」
ミネア「4僧に死相が出ています…!」
マーニャ「そんなのいつものことでしょ。死んだり生き返ったりは日常茶飯事なんだからあの人達。
今生きてても5秒後に生きてる保証なんて全然ないわよ」
ミネア「そんなこと言って…。姉さん、また賭け事にお金注ぎ込んだんでしょう?」
マーニャ「ギクッ!!な、何のことかしら?!あんたの占いもたまには外れることあるんじゃない?」
ミネア「そんなのいちいち占わなくてもわかるわよ!私の水晶玉どこにやったの?まさか……」
マーニャ「大丈夫よ!ミネア!!倍になって返ってくるから!!そしたら買い戻すから。ね!ねっ?!」
ミネア「もう!姉さんのバカ~ッ!!」


幕間その2 姉弟

ミレーユ「テリー、どこへ行くの?」
6テリー「ね、姉さん…!」
ミレーユ「勝負事をするつもりなら今日はおやめなさいね」
6テリー「俺は別にそんなことは…(な、何でわかったんだろう。ドキドキ…。ど、どうしよう、この金……)」
ミレーユ「そう?それならいいけれど。6主に言っても人の話は聞いてないし…。困った人達ねぇ」
テリー「姉さ~ん!あ、おっきいボクもいる。お~い!」
ミレーユ「あら、テリー」
6テリー「何だ、チビ。何しに来たんだ」
テリー「ねえ!ボク前の方のすごくいい席取れたんだ!一緒に試合見ようよ」
ミレーユ「いいわね。行きましょう」
テリー「わーい!やったぁ!」
6テリー「あ、こいつ。姉さんと手なんか繋ぎやがって…!」
ミレーユ「テリーったら、なに自分に焼きもち焼いてるの?あなたも繋ぐ?」
6テリー「お、俺は別にそういう意味で言ったんじゃ…!第一、
いい歳して男がそんなこと出来る訳ないだろっ!!」
テリー「ね、一緒に行こうよ。おっきいテリーもさ。みんなで見た方が楽しいよ」
6テリー「…………。ち、しょうがねえな。俺は子供は相手にしない主義だが今日は特別に付合ってやるぜ。
(賭け金にするつもりだったが…。この金でチビに霜降り肉でも買ってやるか…)」
テリー「やったー!!行こ行こ!ね、おっきいテリーも手を繋ごうよ!」
6テリー「な、何で俺がっ!!」
ミレーユ「いいじゃないの。子供に戻ったと思って。姉弟仲良くね」
6テリー「……うっ。姉さんがそう言うなら…。しょーがねえな、今回だけだぜ」
テリー「わーい!ボクが真ん中だ!やった!!やったぁ!!」
6テリー「……姉さん」
ミレーユ「なあに?」
6テリー「俺……親の記憶ってないけど…。こんな感じだったのかな」
ミレーユ「ふふ。そうだったかもしれないわね」


おまけ

シルビア「……っていうビデオメッセージが届いたんだけど」
カミュ「参加しろってことか?」
11主「僕たちは3主さんたちと同じ組だよね。ザラキが使えるってなると…」
セーニャ「私ですわね」
ベロニカ「あんたはダメよ」
カミュ「だな。危険すぎる」
セーニャ「でも、聖賢のサークレットは即死ガード完璧ですし…」
シルビア「あら。ベロニカちゃんとカミュちゃんの意見が珍しく一致してるんだもの。これはもう仕方ないわ。ね?(ニッコリ)」
ロウ「あとはワシじゃが」
ベロニカ「おじいちゃん、大丈夫?」
カミュ年寄りの冷や水じゃねえか?」
ロウ「なに、一度は冥府まで行って還ってきたこのワシじゃ。若い者にはまだまだ負けんぞい。女賢者殿とは是非対戦したいものじゃのう。ふぉっふぉっふぉっ」
マルティナ「ロウ様!」
シルビア「まあ、そんな魂胆で?!ロウちゃん不潔よっ!!」
11主「おじいちゃん…。やっぱりやめといた方がいいんじゃない?僕だって女賢者さんに会ってみたいとは思うけど……」
ロウ「そんな冷めた目で見てくれるな、11主よ…。ワシはそんな意味で言ったんじゃ…」
11主「……(カァァァァッ)///////////」
カミュ「あ。おまえ、今ぱふぱふのこと考えただろ?」
11主「……///////////(コクコク!)←(ひたすら首を縦に振っている)」
ロウ「ふぉっふぉっふぉっ。こりゃあもう参加するしかないのう」
ベロニカ「ばっかみたい!女賢者さんがぱふぱふなんてしてくれるわけないじゃない!」
マルティナ「そんなことに命をかけるなんて。ロウ様、酔狂が過ぎます!」
カミュ「……ふう。おまえらの意気込みはよぉくわかった」
ベロニカ「何がわかったのよ!あんた、こんな危険な馬鹿騒ぎにおじいちゃんを参加させるつもり?!」
カミュ「本人がその気なんだ。まあ、やらせてみようぜ。最悪棄権すりゃあいいだろ。ククールだって棄権してたぜ」
シルビア「それじゃあ、不本意ながらウチからはロウちゃんに決定ってことね」
マルティナ「(ボソッ)私が使えるなら絶対出るんだけど…」
グレイグ「(ゾクッ)ひ、姫様?!お気を付けください!今、どこからか恐ろしく不穏な波動がっ!」


10主「俺が偶数組で」
9主「僕が奇数組」
10主「偶数チームって、人数的に不利じゃね? 11主のところが入ったら5対6だぞ」
9主「うーん。でも、ウチは仲間に僧侶・賢者はいるけど名無しばかりなんですよね。大賢者さんは本の中だしなあ」
10主「9主のところは基本的に3主さんとこと同じ仲間システムなんだよな。転生した賢者とかはものすごそうだけどなあ」 

 

uguisaron.hatenablog.com

世にも恐ろしいドラゴンクエスト6の話

今回はドラゴンクエストについてです。
なのですが……。
 
実は私、このについては内容をほとんど覚えていないのです。
どういうことなのか、自分でもよくわからない。

ちゃんと発売時に買ってプレイして、エンディングを見て、裏ダンジョンにも、制覇はしなかったけれど一度は潜って、サントラも買って今も家にちゃんとある。
にもかかわらず、エピソードもほとんど覚えていない、ラスボスの名(魔王が複数いたのは覚えている)も結末も記憶にない。さすがに仲間の名前と顔と大体の性格は覚えているが、仲間になった具体的な場面をひとつも思い出せない。
これはいかんと思い、サントラを聴いてみたけれども、一体どの曲が戦闘時の音楽だったのかさえわからない状態。
最近、ライバルズのプレイ動画を見てやっと「ああ、こんな音楽だったかも」とおぼろに思う始末。

覚えていることと言えば、フィールドのテーマ曲がやけにゆったりとしたスローテンポのものだったこと。そしてそれは、井戸を通って別の世界に行くと同じメロディでテンポの違うアレンジされた曲になったこと。
ひょうたん島やベッドに乗って移動すること。人魚が初めて出てきたこと。そして、海底の人魚の国に泡で行くときに、何故かうまく着地できなくて焦ったこと。勇者になるための転職が面倒だったこと。
後は、ロンガデセオという街の名前。バーバラは魔法都市の出身でその街には地上からは入れないこと。何やら夢の話だったこと。夢の中ではおじいさんも結構元気にやってるんだなあ、という印象ぐらい。核となるストーリーはまったく思い出せないというていたらく。

どうしてこうなったのか、自分でも本当にさっぱりです。
昔のことだから忘れたのかと思ってもみたのですが、のストーリーはちゃんと覚えてる。使われていた音楽も鮮明です。

これはもうあれです。
は夢の中の物語だということで、全部忘れてしまったのかも知れません。
自己暗示で……。

そんなわけで、リメイク版をやってみたいのですが、それだと本体ごと購入しなくてはならない。
他にも11ニンテンドースイッチ版も購入を検討中で、これまた本体ごと……。カミュとマヤのモンスターズも何で出るかわからないし……。

もう少し様子を見ることにします。
せめてモンスターズの機種が決まるまで……。

チーム対抗ザラキ合戦・最終回

16/ 優勝決定戦 4僧VS女賢者

7主「第1回チーム対抗ザラキ合戦もいよいよクライマックスを迎えました!!
この栄えある優勝決定戦に残ったのは、偶数チームの本家本元ザラキリストこの大会の申し子4僧と、
本大会のダークホース、アリアハンの女賢者の2名であります!!
では、両雄の入場です!!まずは、偶数チーム4僧!!」
マーニャ「ちょっと4僧!!頑張んのよ!!私の運命はあんたにかかってんだからね!!」
ミネア「姉さん!みっともないからやめてっ!!」
アリーナ「クリフト!頑張って!!」
4僧「おお…!姫さまが!姫さまが私を応援して下さっている!!何という望外の幸せ!!私は負けません!!絶対に勝ちますとも!!」
6主「おお、4僧が暑苦しく燃えてるな!いい傾向だ!!もっと熱くなれ!!そして、賭けkじゃなかった、賞金を我が手にぃいいい!!」
7主「続きまして奇数チーム、本大会の紅一点でもあります女賢者入場!!」
ピピン「女賢者さ~ん!頑張ってくださ~い!ボクがついてますよ~!」
サマル「け、賢者さん、頑張って!」
ムーン「サマルったら、どこに行ったのかと思ったら…。チームが違うわよ」
サマル「でも、賢者さんたちにはお世話になってるし…」
ムーン「それはそうだけど」
サマル「僕ね、1回戦で女賢者さんと戦わずに棄権できて正直ほっとしてるんだ」
ムーン「サマル…。じゃあ、目立たないようにこっそり応援しましょ。もょも、いいわね?」
2主「おう。こっそりとだな」
3主「おまえら、何やってんだ」
2主「あ、ご先祖さま。今こっそり女賢者を応援してるんだ」
ムーン「もう、もょったら…」
サマル「僕が賢者さん応援したいって言ったから…。ごめんなさい。ご先祖さま…」
3主「ま、いいけどな。(頼むぞ、女賢者)」

 

17/ 優勝決定戦 4僧VS女賢者

4主「いよいよだな。さっきの試合の手腕は鮮やかだったが……」
8主「6僧さん幸せそうな顔して死んでましたもんね。あそこでお色気攻撃は反則ですよ」
男賢者「悪いね。たまに出るんだよ、昔の癖がね。今度よく言っておくよ」
7主「では、試合に入る前に一言ずつ意気込みをどうぞ!まずは4僧さんから!」
4僧「女賢者さん!私は貴方にザラキではなくザキのサドンデスでの戦いを申し込みます!!」
7主「おっと!これはどうしたことでしょう!
いきなりの挑戦状!!あえて危険度の高いザキで勝負を決しようという4僧であります!!
そして、これを受けて立つのか女賢者!!返答はいかに!?」
女賢者「別にいいけど…。本気なの?」
4僧「本気ですとも!男は黙ってザキ勝負!!恐ろしければ棄権しても構わないんですよ!」
女賢者「あたしは女なんだけどな~。でもま、そちらがよければ異存はないわよ」
7主「何という余裕でしょう!受けて立ちました女賢者!!
では、ザキのサドンデスという特別ルールで試合開始です!!
なお先手は、先ほど行ったキャプテン同士のジャンケンで4僧と決まっております」
ピピン「なんてヤツだ!悪魔神官め!!女賢者さん、頑張ってくださ~い!!
ああ、神様!出来ることならボクが盾になって彼女を守ってあげたいっ!!」
サマル「ザキだなんて酷いよ…。ルビスさま、どうか女賢者さんをお守り下さい……!」
ムーン&2主「お守りください!!」
5勇「ねえねえ。もしかして3主さんってジャンケン弱いの?さっきから後攻ばっかりだよね?」
3主「ん?そういや、そうだな…。終ってみれば、全敗か?我ながら驚きの結果だぜ」
5主「おいおい、頼りないな。大丈夫なのか、女賢者は?出来れば僕としてはレディが倒れるところは見たくないね」
3主「大丈夫。俺はこんな程度だが、アイツはマジ凄いぜ。まあ、見てなって」

 

18/ 優勝決定戦 4僧VS女賢者

男賢者「おやおや。わざわざザキで勝負を挑むなんて……」
4主「ああいうところが8僧とは違うところだな…」
8主「先手の利を活かして確率を上げて手っ取り早く決着をつけるつもりなんでしょうね。
作戦としては間違ってません。姑息ですけど」
4主「外した場合が問題だな。どうするつもりだ」
ヤンガス「兄貴~!」
8主「ヤンガス、ご苦労さま。で、どうだった?何かわかった?」
ヤンガス「今し方情報屋の旦那から情報が入ったでげす!
女賢者の性格は転職前からずっとセクシーギャルだそうでげすよ!」
8主「セクシーギャル?!セクシーギャルって反則なくらいステータスよくなかったっけ!?
ええと…。公式ガイドブックによると、力の成長率が5/7、素早さ6/7……運のよさは…」
4主「『上がりやすい』6/7だ。しかも、前身が遊び人…。
レベル20ですぐに転職したとして、あの人今レベルいくつだ?」
男賢者「棄権するなら今のうち、だね。まあ、4僧君じゃ、それもありえないか」
4主「……あのバカ死んだな」

 

19/ 優勝決定戦 4僧VS女賢者

7主「まずは、先手の4僧からです。どうぞ!」
4僧「行きますよ、女賢者さん!
我がザラキーマの神、そして主君アリーナ姫に誓って私はここで負けるわけにはいかないのです。ザキ!」
7主「ああ!!?しかし、セーフ!セーフです!!女賢者びくともしません!」
4僧「な、なんと…!!この私が……!!」
女賢者「残念だったわね。ザラキリストさん」
7主「女賢者、冴え冴えとした余裕の笑顔だ!」
マーニャ「ちょっと!!金返しなさいよ!!」
ミネア「ね、姉さん!リングに上がるのだけはやめてっ!!」
アリーナ「もう!何やってるのよクリフト!」
ブライ「不甲斐ないのう。おまえからザラキを取ったら一体何が残るんじゃい」
7主「リングサイドからも身内の野次が飛んでいる!」
黒猫「ふぎゃーっ!!」
7主「おっと!何だあ?!通り掛かった黒猫が!!何故かトン死だ!!」
イル「救護班!!すぐにザオリクを!」
7主「黒猫は医療モンスターチームに運ばれていきました。
しかし、これは不吉だ!!先手を外した4僧の未来を暗示してるのか!!?」

7主「さて、後手は女賢者です。どうぞ!」
女賢者「ごめんね、4僧君。あなたに恨みはないんだけど、リングに上がった以上は勝負だから」
4僧「まだまだ!勝負は最後までわかりませんよ!
たとえ少ない確率でも私は幸運に賭けます!!ザラキーマの神よ!!私に御加護を~~ッ!!」
8僧「おまえの神は幸運なんか司ってないだろ」
6僧「ザラキ神ですからねぇ…」
7主「4僧天に向かって祈り始めました!!これは異様な光景だ~!!」
女賢者「幸運かあ。でもね、その確率って限りなくゼロに近いのよね。あたしを相手にする場合。ザキ」
4僧「グギャス!!」
7主「アウトぉ!!(カンカンカンカンカーン!)決まりました!!勝者、女賢者!!従いまして優勝は奇数チームです!!女賢者さん、優勝の言葉を!」
女賢者「その前に、ザオラル
4僧「はッ!!」
女賢者「お帰り、4僧君」
4僧「うう…。私は負けたのですね…。また一から修行のし直しです……」
7主「…………。あのぉ、女賢者さん…。参考までにお聞きしますけど…」
女賢者「なあに、7主君?」
7主「今なんでザオリクじゃなくてザオラル使ったんですか?確か決勝前に8僧さんもザオラルで生き返らせてましたよね…?」
84僧「え?」
女賢者「ああ、そのこと。あたし、ザオラル失敗したことないの」
7主&84僧「はい?」
女賢者「だったらザオリクよりMPの少ないザオラルの方が断然お得でしょ。戦闘中は万一のこと考えてザオリク使うけどね」
7主「な…、何という強運!!『ザオラル失敗したことないの』とはまさに幸運の女神そのもの!!まさにミラクル!!!
という訳で第1回チーム対抗ザラキ合戦はこれにて終了!!みんな、バイバ~イ!!」

 

20/ 試合終了後

8主「ザオラル失敗したことないなんて……。奇跡みたいな人ですね。僕なんて何度MP切れ起こしたことか…」
4主「今にして思えば、サマルがアクシデントで棄権したときに既に彼女は実力の片鱗を見せていたんだな……」
8主「あのとき男賢者さんが言ってた絶好調っていうのはサマル君のことじゃなくて、
女賢者さんのことだったんですね」
男賢者「その通り。因みに僕は彼女がザキを外すところも見たことがないよ。
効く相手なら実質百発百中。ザラキも大して変らない」
8僧「ふっ。クールだぜ、女賢者。日頃無駄に連発しているヤツとは大違いだな」
4主「つまり、確率勝負じゃ最初から相手にならなかったってことか…。だから3主は余裕だったんだな」
8主「そういうことはもっと早くに言って下さいよ」
男賢者「一応、僕も奇数チームの一員だしね。トップシークレット扱いだったから」
6主「あ~あ。賞金をゲットしそこなったうえに、これで全部賭け金パァかよ……」
8主「あっ!6主さん!!」
男賢者「ん?賭け金?」

 

21/ エンディング

(ジャラジャラジャラ…!!)
3盗「しかし、こんなに儲かるとは思わなかったな。結局最後までうちに賭けてたのは身内だけだったし」
3商「いや~。3主が企画を持ち込んでくれたお陰ですよ。
最初からうちが勝つとわかってるんですから楽なもんです。それにしても女賢者凄かったですねえ」
3主「昔から運だけはやたらいいからな」
4主「そういうことだったのか」
3主「ギクッ!!」
3商「ひぇ~!!み、みなさんっお揃いで…っ」
8主「最初から何もかも計算づくだったんですね?」
6主「もしかして、謎のアイテムっていうのもただのエサだったのか?!嘘っぱちだったのかあああぁッ!!!」
3盗「あわわ…っ!!(チャリン! チャリン! チャリン…)」
6主「待てコラ!俺のゴールド返しやがれ!!」
3主「し、しまった!ここは逃げ…ルー」
男賢者「マホトーン
3主「!!お、おまえら…!」
男賢者「裏で賭けていたことに関しては、まあ、目を瞑ろう。人生楽しみも必要だからね」
女賢者「でも、あたしのこと知ってて自分から企画を持ち込むっていうのはちょっとあざといんじゃないかしら?」
3主「う…っ」
男賢者「お仕置きは何がいいかな。一応希望は聞いておくよ?」
3主「た、たった今猛烈に反省した!!ザキもザラキもスターマインも勘弁して下さい!!!」
男賢者「こう言ってるけど、どうする?」
8主「それじゃ賭け金は全額返還して、参加チーム全員に奢ってください」
3主「え?!そ…そんな……。俺そんなに金持ってねえよ!」
8主「この間格闘場でがっぽり儲けたの知ってますよ。嫌ならギガブレイク
4主「ギガソード」
6主「ギガスラッシュカルベローナ風味・薫り高い旬のハッサンを添えて」
3主「わかりますた……奢らせて頂きます……orz」


22/ その頃の2人

1主&剣神「……ローラ~。………愛してるよ……むにゃ……zzzz」

 

 

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チーム対抗ザラキ合戦・下

12/ 幕間、目撃―7主の疑問

7主「あれえ?1主さんどこかなあ?本部の裏だって言ってたのに……ん?
何だろう。あの赤いぼろぼろの塊。……あ、女賢者さんだ……」
女賢者「あらら。これってもしかして8僧君?」
7主「(え、あれって8僧さんだったんだ。ゼシカさんにやられたのかな?)」
女賢者「また派手にお仕置きされて…。しょうがないな。生き返らせてあげるか。ザオラル
8僧「あ、あれ?女賢者…」
女賢者「お目覚め?カリスマ聖堂騎士さん。
さっきの君の騎士道精神に敬意を表して今回はサービスしとくわ。じゃあね」
8僧「あ!ちょっと待った!お礼に今晩食事でも……」
7主「(あ、あれ?なんか今おかしくなかった?……でも、そうでもないか…。
8僧さん生き返らせただけだもんね。何でそう思ったんだろ……???
ま、いっか。とにかく今は1主さん探さないと……)」
1主「7主、こっちだ」
7主「1主さん」
1主「剣神は今控え室の中にいる。出てきたところを今から俺が言う手筈通りに……」
7主「…………」


剣神「さて、そろそろ決勝が始まるでござるな……むぐっ!?」
1主「今だ7主、早くやれ!」
剣神「む、1主、後ろから不意打ちとは卑怯でござるぞ…!」
1主「うっるせー!このうにもどきっ!!何でおまえが俺より目立ってんだよ!」
7主「ごめんね、剣神さん。剣神さんに恨みはないけど、でも……、
僕、やっぱりみんなの前でスポットライトを浴びたいんだ~ッ!!!」

 7主はひつじかぞえ歌をうたった!
 剣神は眠ってしまった!
 1主は眠ってしまった!

7主「あれ?1主さんまで眠っちゃった。ま、いいか。このマイクは僕が預かるね」
1主&剣神「…ん~…。……ローラ……。むにゃむにゃ……zzzz」


13/ 決勝 第1試合6僧VS女賢者

7主「さあ、第1回チーム対抗ザラキ合戦もついに決勝!!
ザラキーマの神に選ばれし両チームのファイナリスト、リングに入場です!!
まず入場したのは最年少、ゲントの神に仕える敬虔なる信徒6僧!!次に入場は、
この大会は彼のためにこそある!ドラクエ界にその名を轟かす選ばれ死男!ザラキリスト4僧!!
そして、しんがりは元祖ルイーダの酒場から、アリアハンの謎の美女、女賢者の登場だ!!」
8主「あれ。7主さんいつの間に」
4主「剣神はどうしたんだ」
3主「そう言えば1主もいないな。決勝だってのにどこ行ったんだ?」
7主「まずは第1試合、偶数チームは最年少の6僧と、奇数チームでただ一人決勝に勝ち残った女賢者の対決だ!!」
6僧「初めまして。(ペコリ)ゲント神に仕えるチャモロと申します」
女賢者「ご丁寧な挨拶痛み入ります。アリアハンルイーダの店所属の女賢者です。よろしくね、6僧君」
6僧「賢者さんとはもっときちんとした機会にお会いしたかったのですが……」
女賢者「そんなに堅苦しく考えないで、もっと気楽に行きましょ。勝っても負けても恨みっこなし。すべては神様の思し召しってことよ。ね?」
6僧「は、はい…」
4主「完全に女賢者のペースだな」
6主「チャモロのやつ…。何赤くなってんだよ」
8主「仕方がありませんよ。まだ半分お子様なんだし」
男賢者「生真面目な子なんだね。少し気後れしているようだ」
8主「あれ、男賢者さん。どうしたんです、偵察ですか?」
男賢者「この期に及んで偵察すべきことなんてないよ。
君たちの方こそ僕にいろいろ聞きたいことがあるんじゃないかと思ってね」
7主「さあ、女賢者、2対1のこの不利な状況をどう跳ね返すのか!!先手は6僧から、どうぞ!」
6僧「で、では参ります!」
女賢者「うん。遠慮しないでいらっしゃい」
6僧「ザラキ!」
7主「結果は、セーフ!先手6僧外しました!!」
6主「ダメだったか…!」
4主「こればっかりは運だからな。仕方ない」
8主「何だかどこかで聞いたようなセリフですね……」
男賢者「そうだったかな?」


14/ 決勝 第1試合6僧VS女賢者

7主「続いて後手、女賢者、どうぞ!」
女賢者「ごめんね、6僧君」
6僧「仕方ありません。私の実力が及ばなかったんですから…。これもあなたのおっしゃる通りゲントの神の思し召しです」
女賢者「うーん。そんな風に言われるとすっごく悪いことしてる気分になっちゃうなあ…」
7主「おっと…?女賢者、6僧に近づいて行きます」
6主「な、何だ、何だあ??!」
男賢者「また…。悪い癖だね」
48主「悪い癖…?」
女賢者「6僧君」
6僧「は、はい?」
女賢者「嫌なことは早くすませちゃおうね。ザラキ。Chu!」
7主「あぁ~~~!!」
6主「な…!!」
6僧「(ポッ)…………(バタッ!!)」
7主「お、女賢者がっ!!ほほほ、ほっぺに、い、いや、くくく、くちだったのかな??!
なな、何かよくわかんないけど、とにかく!!6僧の微妙なとこにちゅ~したぁあああっ!!!」
3主「おいおい。やり過ぎだっつーの」
6主「ウ、ウラヤマシス!!」
ピピン「あ~!!何でっ!!何であそこにいるのがボクじゃないんでしょうか!!神様のバカ~!!」
5主「ぽっぺにキスで大騒ぎとは。何ともはや、かわいいもんだねえ」
8僧「何故俺にはしてくれなかったんだろうな。フッ。やはりテレかな」
8魔「バカ。下心が見え見えだからでしょ」
8主「7主さん、今のは結局ザラキが効いたの?それとも単に気絶しただけ?」
7主「え?あ、8主君?……ぼぼ、僕は唇の方に近かったと思うけど……え~とぉ??(ドキドキ…)」
4主「ダメだ。7主も衝撃から立ち直ってない。医療班、判定は?」
ルカ「×(ブブー!)」
4主「だそうだ。7主、コールを」
7主「うわっ!!は、はい、4主さん!!え~とぉ、ステータスは赤!!
従いまして、勝者、女賢者!!衝撃のちゅ~と共に6僧を葬り去りました~~~~!!
小休止を挟み第2試合、優勝決定戦に参ります!」

 

15/ 幕間、7主とマリベル

マリベル「7主!」
7主「あ、マリベル
マリベル「あんた、何赤くなってんのよ!やらしいわね!」
7主「え、別に僕変なこと考えてないよ。ただ、突然だったし間近だったからびっくりしちゃって……」
マリベル「まあ、そんならいいけど。今度おかしな素振り見せたらわかってるわよね?」
7主「うん。大丈夫だよ、マリベル
ガボ「7主、7主。司会カッコよかったぞ!決勝も頑張れ!」
7主「うん。ありがとう、ガボ
マリベル「それじゃあね。あと1試合司会頑張りなさいよ」
7主「あ。ねえ、マリベル
マリベル「何よ」
7主「うん。それが…。僕、女賢者さんが8僧さんを生き返らせるところを見たんだけど…」
マリベル「それが何なのよ」
7主「それが、その時なんかおかしいなと思って……。
でも、何がおかしかったのかわからなくってさ……なんかモヤモヤしちゃって」
マリベル「もう!はっきりしないわねえ。あんたの話聞いてる方がよっぽどモヤモヤするわよ。
一体その話のどの辺に引っ掛かったのか、もっと具体的に言いなさいよ!具体的に!」
7主「ご、ごめんごめん。だから、
ぼろぼろになって転がってた8僧さんを通りすがりの女賢者さんが生き返らせたんだ」
マリベル「そもそもそれっていつの話なのよ」
7主「第4試合の後だよ。二人の対決が終わった直後の休憩時間。だから、
8僧さん、ゼシカさんにお仕置きされたのかなって。そこに女賢者さんが通りかかって……」
マリベルザオリクしてったってことね」
7主「……あ。」
マリベル「何よ」
7主「そうか。普通は蘇生させる時ザオリク覚えてるならザオリク使うよね……」
マリベル「当然でしょ。その方が確実だもの。わざわざザオラル使って失敗したら損よ」
7主「だよね。なのに女賢者さんはザオラル使ったんだ……」
マリベル「MPケチったんじゃない?大会中なんだし」
7主「でも、失敗するかもしれないんだよね……」
マリベル「ねえ、そんなことよりあんたもう時間じゃない?」
7主「ホントだ。じゃ、僕行くよ。ありがとう、マリベル
マリベル「え?」
7主「君のお陰でモヤモヤが晴れてすっきりしたよ。じゃあ、また後でね」
マリベル「な、何よ。変なやつ」
ガボ「どうしたんだ、マリベル?顔が赤いぞ」
マリベル「な、何でもないわよ!ほら、行くわよ、ガボ!」

 

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