男賢者「この間久々に３主とダンジョンに潜って、いろいろと思い出したことがあるんだ」
女賢者「あら、何を？」
男賢者「３主は戦闘中仲間にいちいち指示を出すだろう？」
女賢者「ああ、うん。そうそう。戦闘中もだけど、街の中ではそうでもないのに
移動中とかダンジョンに入ると途端にあれこれ細かく指示を出し始めるのよね」
男賢者「パーティーを組んだ最初の頃、
１個しかない薬草を持ち替える様に言われた時はちょっとびっくりしたよ」
女賢者「あったわねえ。そんなことも。
さすがに旅も後半になってくると人に任せることも覚えたみたいだけど……」
男賢者「またその指示の出し方がねえ…。僕に任せてくれるのはいいんだが…」
女賢者「自分だけ先に敵の中に突っ込んどいて
『あとは全部任せる』とか『あとはおまえが全部フォロー』だものね」
男賢者「今じゃ慣れたけど、最初に聞いた時はさすがに唖然としたよ。全部フォローって言われてもねえ…。
あの時は君が隣から透かさず蹴りを入れてくれて助かった」
女賢者「あんな局面であなたに呆けたままでいられても困るもの」
男賢者「結局そうやって指示された僕が他のメンバーに改めて指示を出してたりしてね。
傍から見たらお笑いだったよ」
女賢者「極端なのよね。逐一指示を出すか、後の指揮を誰かに丸投げして自分が突っ込むかだもの」
男賢者「ああ見えてリーダーとしての責任感はある方だし…。
元々危険な戦闘を人任せに出来る性分じゃないのかもしれないねえ。難儀なことだよ」
４僧「ザラキザラキザラキザラキー！！」
４主「ああッ！？またッ！…この馬鹿神官！！（ﾄﾞｹﾞｯ!!）
ザラキすんなって言ってんだろ！！人の命令聞きやがれッッ！！！」
男賢者「まあ、ああいうのもどうかと思うけどね……」
女賢者「いつも頑張ってる４主にベホマ。サービスで」つ*･゜☆ﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟ☆･*
