※前提はSFC版です。
男賢者「男賢者集合!」
女賢者「ちょっとちょっと、何事?」
男賢者「男賢者です。アカイライ保護協会会長を務めています。性格は頭でっかちです」
男賢者「男賢者です。こうして皆さんの前に顔を出せる日が来るなんて……。
ううっ……感無量です……!」
男賢者「男賢者だ。性格は永遠の切り込み隊長、電光石火。回復も攻撃も任せてくれ」
男賢者「男賢者です。呪文、それはこの世界のありとあらゆる知の結晶。やはり魔法書や古文書をひもとくのはそれ自体がロマンですよねえ……」
男賢者「男賢者です。パーティー運営に必要なもの、それはズバリお金。買い物はタイムサービスを利用、リサイクルは徹底して節約に努めることを提案します」
男賢者「男賢者だ。性格は命知らずだとよく言われる。守りを固めずにゾーマに突っ込むことのどこが悪いんだ!」
男賢者「初音ミクです。な~んちゃって。みんなにはお調子者だって言われま~す」
男賢者「さあ、本物は誰だ!」
女賢者「全部」
男賢者「ごめん。今のは僕の聞き方が悪かった」
女賢者「なんなのよ」
男賢者「では、改めて問題です。
遊び人から賢者に転職した君の相方を普段務めている、悟りの書で転職した頭でっかちの男賢者は誰でしょう?これならいいかな」
女賢者「長いわよ。でも主旨はわかったわ。シャッフルしてみて」
男賢者1「シャッフル完了!」
女賢者「一見したとこ全然わかんないわね。みんな同じ顔だし」
男賢者2「わかりにくいから1から7まで番号を振ってみたよ」
男賢者3「あまりしゃべるとわかってしまうね」
男賢者4「しゃべり方も特徴だからね。気をつけないと」
男賢者5「今回は7人だけど、これで全部なわけじゃないよね」
男賢者6「全員集めたら大変だよ。いくら何でもさばききれないよ」
男賢者7「どうだい、女賢者。見当ついたかい?」
女賢者「ただ眺めていたってわからないわね。質問してもいい?」
男賢者1「どうぞ、ご随意に」
女賢者「それじゃ、今からあたしの言うことよ~く聞いてね~。
いい?行くわよ~?
ラリホー!」
男賢者7「ぐー………zzzz」
女賢者「はい。オッケー。皆さんお疲れでした~」
男賢者4「えっ、もう終り?
そんな。せっかく出番が回って来たと思ったのに…。(シクシク…)」
男賢者2「おいおい。こんなんでそう簡単に眠るか普通?」
女賢者「ところがうちの相方って頭でっかちだから、すごく補助魔法に弱いのよね」
男賢者1「そう言えば、私達は性格でステータスが違ってくるんでしたね」
男賢者6「補助魔法は運のよさが関係するんだったよな?頭でっかちって、そんなに運悪いのか?」
女賢者「そりゃあ、もう。つ【公式ガイドブック】」
男賢者6「……なるほど。最悪ってわけではないが、かなり上がりにくいんだな」
男賢者3「因みに最悪なのは熱血漢ですね。ラッキーマンの7分の1しかありません」
女賢者「残りの6人の性格は、電光石火、命知らず、お調子者。それに多分、
なきむし、ロマンチスト、抜け目がない、だと思うのよね。違うかしら?」
男賢者3「さすがですね。合ってます」
女賢者「頭でっかち以外はみんな普通以上の運の持ち主だから、ふるいにかけてみたのよ。ザメハ」
男賢者7「……やれやれ。いきなりラリホーは酷いな」
女賢者「別にザラキでもよかったんだけど?」
男賢者7「慈悲深く賢明な判断だよ」
男賢者5「よかった、俺。お調子者で。ステータス異常にもあまりなったことないし」
男賢者7「そんなセリフ、一度でいいから言ってみたいよ……」
男賢者3「しかし、お見事でしたね、女賢者。さすが相方のことはよくご存知でいらっしゃる」
女賢者「あ、でも一応、最後の仕上げとして呼んどこうかな」
男賢者5「何を?」
女賢者「女遊人~!ちょっとこっちに来て~」
女遊人「なあに、女賢者ちゃん。あ~!男賢者ちゃんがいっぱいいるぅ~!!」
女賢者「ねえ、女遊人。この中のどの男賢者の膝が一番いい?」
女遊人「ん~とねえ……。座ってみてもいい?」
女賢者「ええ。いいわよ」
女遊人「わ~い!」
男賢者s「え、ちょ……」
女遊人「ん~~~~……。この人ぉ!↓」
男賢者7「やれやれ……」
女賢者「確定ね」
男賢者「……女賢者」
女賢者「なに?」
男賢者「君が見事僕を探し当ててくれたのはいいんだけどね……。
最終的な判断が女遊人任せっていうのは相方としてどうなんだい?」
女賢者「念のためよ。念のため。だって、ほら。猫は家につくって言うしね」
男賢者「やれやれ……。せめて、犬は人につくと言ってほしかったよ」
女遊人「にゃ~?」