サロンへ行け!マジで。

こちらは遊んだゲームや読んだ本・漫画などの感想や妄想を書き散らす、趣味のブログです。今の主なジャンルはドラクエです。

11人いる!w

※歴代主人公を全員一台の馬車に詰め込んだらどうなるかという話。もちろんタイトルは、少女漫画の超傑作から拝借。

  

(ガラガラガラ…)
4主「6主起きろ!そんなとこで横になってんじゃねえ。邪魔だ」
6主「んあ…?…何だよ、せっかくターニアと楽しくお茶してたのに…。
ん?なんだ、やけに揺れるな。ここは……馬車の中??」
7主「うわーん。狭いよ暗いよ4主さんが怖いよー」
3主「誰かこの状況を説明しろ」
4主「説明と言ってもな」
5主「何だかよくわからないけど、気が付いたら馬車の中にいたんだよね」
3主「とりあえず、点呼!」
「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11!」
8主「全員いますね」
3主「どうしてこうなった!」
6主「誰か外に出ろよ。どう考えても11人は多過ぎだろ」
3主「しかも男ばっか。あ~、暑苦しいむさ苦しい!」
8主「電車でも同性ばかりの車両より、男女混合の方が満員電車の乗車率がいいって聞いたことありますよ」
4主「にしても、実際薄暗くて何だかよくわからんな」
5主「気配だけはひしめいているのを感じるけどね」
3主「誰か、明かり!」
8主「1主さん、出番です」
10主「そう言えば、さっきから1主さんの声がしないんだけど」
3主「点呼の声はしたけどな」
2主「近い方のご先祖さまならここにいるぞ」
1主「…ううっ。レミーラ…!」
6主「あ。明るくなった」
8主「で、1主さんはどうしたんです。恥ずかしい呪いにでもかかりましたか」
1主「違うっ!俺は今、猛烈に感動している…っ!この心地よい揺れ…。俺はついに、ついに……!」
4主「泣くほどのことか?」
8主「乗り物に憧れてましたからねえ。1主さんにしかわからない感慨があるんでしょ」
3主「1主、おまえ降りろ!」
7主「え、何この突然のリストラ勧告!」
4主「唐突すぎだろ。せめて理由を述べろよ、理由を」
3主「狭いんだからせめて兜を脱げ!鎧を馬車から投げ捨てろ!5主を見習え!暑苦しい!」
5主「ああ、そーゆーことね…」
7主「確かに。フル装備だもんね」
8主「明るくなったから余計に暑苦しさが増しましたよね。視覚的に」
1主「だが、断る!これは俺のアイデンティティーだ!第一脱いだら剣神になっちまうだろ!ご先祖こそマント脱げよ、暑苦しい!」
3主「それはおまえもだろ!」
5主「僕もだよ」
2主「ご先祖さま、ケンカはいけないんだぞ」
6主「おお、2主が自主的にメットを取っている!7主、おまえも頭巾取っとけよ。蒸れるとハゲるぞ」
1578主「それはいやーッ!!」
4主「っていうか、外には出られないのか?それに、馬車の中なのはいいとして、ここはどこだ?どこを走ってる?」
3主「11主、外見てくれ」
11主「それが、さっきからやってるんだけど、後部の幌が開かなくって…」
3主「なんだそりゃ。首も出せないのか?」
4主「御者台の方はどうだ?」
1主「こっちもダメだ」
6主「閉じ込められたってことかよ」
4主「一気に暑苦しさが増したな」

 

(ガラガラガラ…)
4主「ん?…おい。後ろの方から馬車の音がしないか?」
11主「あ、そうかも。何か近づいてくる感じ」
??「おーい!」
??「あんた達、そこにいるの?!」
3主「…あの声は。おーい!女3主と女4主か?!」
女10主「あー!いたいた!3主さんの声だ!」
10主「今のは女10主の声だな」
女9主「そうで~す!私もいますよ~。サマルさんとムーンさんも一緒です」
ムーン「もょ~!」
サマル「王子~。ご先祖さま~。大丈夫~?」

3主「ちょっと待て!ムーンはともかく、なんでサマルまでそっちなんだ!おまえはこっちだろ!」
女3主「いいのよ。FC版でお子様なんだから」
3主「サマル!おまえいくらお子様でも男の端くれなんだからこっちへ来い!」
女3主「そっち、どう考えてもそれ以上乗れそうにないじゃん」
女4主「むしろ2主もこっちに引き取ってもいいくらいなんだけど」
3主「はんたーい!絶対反対!!」
4主「ふう。先祖の言葉とはとても思えんな」
2主「こんな狭苦しいところにみんなを残して行くのは俺も反対だぞ」
1主「俺はまた目頭が熱くなってきたわ。いろんな意味で」
7主「見かけでいいんだったら僕だってあっちだよね!」
6主「あ、7主!この裏切り者!」
4主「そう向きにならなくても移動は無理だろ。出られないんだぞ」
6主「あ、そっか。ただでさえ暑苦しいのに無駄に興奮しちまったぜ」
3主「やむを得ん。9主、女装しろ!」
9主「僕はかまいませんけど、根本的な解決にはなっていないような…」
3主「たとえ見かけだけでも、全然女っ気がないよりはマシだろーが!」
4主「完全に血迷ってるな」
8主「宿舎にいてもほぼ男ばかりなんだから、状況はいつもと同じなんですけどね」
4主「まあ、とにかく狭いからな。暑いし。イライラするのもわかるが」
8主「わかりました。ここは僕が何か涼を取れるものを…」
3主「8主!どさくさに紛れて錬金釜持ち込むな!って、言ってる側から11主!不思議な鍛冶台はもっと幅取るだろ!しかも、それ熱いッ!!」
トロデ「ほほう。これはまた興味深い代物だの。どうやって使うんじゃ?」
3主「げっ!おっさん、いつの間に!」
4主「人数増やすな!なんでトロデ王呼んだ!?」
8主「馬車に王様は付きものでしょう」
3・4主「そりゃおまえんとこだけだ!」
5主「いや、ウチもだけどね(←国王)」
3主「よし!代わりに誰か外に出す!待ったなし!」
4主「けど、さっき11主が試してダメだったろ?」
3主「勇者とはぁ、ネバーギブアップ!!」
11主「ネバーギブアップ!!」
6主「俺は信じるぜ。勇者の軌跡ってヤツを」
4主「そりゃまあそうだが…」
7主「いやいやいや。今なんか間違ってたでしょ!誰かツッコんで!」
9主「わかりました。6主さんの件は後でまとめてツッコむとして。とりあえず、一人ずつ試してみましょうか」
3主「まずは力任せに2主、頼む」
2主「むん!…だめだ。ただの布なのにびくともしないぞ」
9主「2主さんでダメとなると何か封印の力が働いているのかもしれませんね」
3主「なら、8主」
8主「え、僕ですか。いくら呪いに強いからって、それとこれとはまた別だと思いますけど(ブツブツ)…全然だめです」
3主「次。7主と11主の聖なる紋章コンビ」
7主「うーん。ダメみたい。水の精霊さん近くにいないんじゃないかなあ」
11主「まったく反応しません。ロトゼタシアではないみたいです」
9主「因みに僕もダメです」
3主「元天使でもダメか~」
8主「5主さんはどうです。一応、三界の門を開く力があるんでしょう?リング持ってますよね?」
5主「いや、結婚リングは妻達が。僕だけでは無理だと思うんだけど」
3主「でもまあ、一応やってみ。偉大なるマーサの子」
5主「投げやりだなあ。んじゃまあ、ダメ元で。…あれ?」
他主「?!」
5主「何だ。普通に開くじゃないか」


??「あっ!あそこにいた! アデリナ号~」
??「お待ちください、ご主人様。馬車の側に誰かいらっしゃいます。それに、後ろの方にも別の馬車が見えますが…」
5主「おや。君たちは…」
??「はっ。その紫のターバン。もしやあなた様は伝説の魔物使い?!」
5主「うん。一応そう呼ばれてるけど。そういう君は?変わったモンスターだね。初めて見るよ」
ハンド「やっぱりそうでございましたか!お初にお目もじいたします。私はハンド。モンスターではございません。キャラバンマスターの手助けをするものでございます。ささ、ご主人様ご挨拶を」
MP主「いやあ、大先輩の前で緊張するなあ。初めまして!僕はモンスターズパレードの主人公です」
5主「すると、この馬車は君の?」
MP主「そうです。仲間と水浴びしてる間にアデリナ号が馬車ごとどこかに行っちゃって…って…あれ? 馬車の中から話し声が…」

1主「おい、10主!踏むな!危ない!」
10主「あ、ごめん。見えなかったw」
7主「気をつけてよ~。いくらプクリポでも踏まれたら痛いんだからさ」
10主「悪い悪い」
3主「注意一秒ケガ一生!いのちだいじに!!」
8主「っていうか、ドット絵姿で足下をウロチョロするのはやめてください!踏み潰しますよ、マジで!」
4主「狭いからなるべく小さくなれって言ったのはおまえだろ!」
(ドンガラガッシャーン!)
6主「どわっ?!巨大錬金釜が…!」
11主「す、すみませんっ!すみませんっ!///////////」
トロデ「そそっかしいのう」
3主「危ないから、おまえもドット絵になっとけ!」
6主「いやもう恥ずかしいポーズで固まってるし」
2主「よいしょ。邪魔になるから隅に置いとくぞ」
1主「さすが2主。ドット絵になってもパワフルさは健在だな」
3主「っていうか、ドット絵になると中ひれえ~!(ドタタタタ!)」
6主「いやっほーっ!!(ドタタタタ!)」
8主「だから、走り回るな!子供ですか、あんた達は!」
(ドタバタ ワーワー)
 
MP主「んー?馬車の中がやけに賑やかだなあ??
みんな、何を騒いでるんだ?餌の時間にはまだちょっとあるよ」
3主「誰がモンスターだ!」
MP主「わあ?!プチヒーロー??」
10主「やった!外に出られた」
6主「ぷはあ!空気がうまい!!」
トロデ「お~い、皆の者。もう元に戻ってもいいようじゃぞ」
MP主「あ、あなた達は?!ヒトの馬車からゾロゾロと…って、ホントに多いな!!」
3主「話は聞かせてもらった!」
7主「これって仲間モンスター用の馬車だったんだね」
1主「ってことは俺たち……」
5主「モンスター扱いだったってことかな。勝手に出ていっちゃうと困るから、外に出られないようになってるしね」
1主「5主が出られたのは、魔物使いだから?」
5主「多分」
3主「どうすんだ、これから」
6主「俺たちずっとモンスター扱いのままか?」
5主「自由になるには、モンスターじいさんに預けてちゃんと別れないと。この世界じゃどうなのかわからないけどね」
MP主「あの、僕のモンスター達は…?」
4主「すまん。俺たちにもよくわからないんだ」
2主「気がついたら馬車の中だったんだぞ」
MP主「そうですか…。せっかく鍛え上げて、これからメタルハンターに挑戦しようと思ってたのに…」
3主「なに!メタルハンター?!」
10主「ってことは、アイツらもいる?!」
6主「よっしゃあ!俄然やる気が湧いてきたぜ」
9主「メタルウィングの準備整いました」
11主「カミュ呼んでくる!」
4主「おまえらテンション上がりすぎ」
SHT8主「そう言う4主さんだって、もう天空の剣抜いてるじゃないですか」
4主「紫に光っといて言うセリフか?」
3主「しょうがねえなあ。しばらく付き合うか」
MP主「ありがとうございます!助かります!」
7主「でもこれ、もうモンスターズパレードじゃなくてヒーローズパレードだよね」


その頃の女馬車「ね~!あたし達も早く出してー!」